はじめに
皆様ごきげんよう。
春アニメは何を見るか決めましたか?
この春、すごい百合マンガがアニメになって放送されます!
『私の百合はお仕事です!』未幡
連載中の百合マンガでイチオシしている作品がついにアニメ化!
通称「わたゆり」。
今回はわたゆりを初めて聞いたという方に向けて、その魅力をお伝えしていきます!
ネタバレは極力控えますが基本設定等は記事で触れますのでご了承ください。
ストーリー
私の百合はお仕事です!
未幡
女子高生・白木陽芽には夢がある。
https://www.ichijinsha.co.jp/yurihime/title/未幡/私の百合はお仕事です!
それは億万長者と結婚して玉の輿に乗ること。
そのために陽芽は演技(ソトヅラ)を駆使して誰からも愛されるように振る舞っていた。
しかし、とある不注意によって通りすがりのカフェの店長・舞に怪我をさせてしまい、代わりに陽芽は「リーベ女学園」という名のコンセプトカフェの店員になることに。
そこはお嬢様学校(ミッションスクール)の学生に扮した店員同士が、 姉妹(シュヴェスター)となり清らかに美しく給仕をするサロンだった。
陽芽はそこで一人の女生徒・美月を「お姉さま」と呼んでしまい……
魅力
舞台は「お嬢様学校のコンセプトカフェ」
主人公陽芽たちが働くコンセプトカフェ「リーベ女学園」。
“お嬢様学校(ミッションスクール)の学生に扮した店員同士が、 姉妹(シュヴェスター)となり清らかに美しく給仕をするサロン”
あらすじの言葉から想像できますように、百合の花が咲き乱れます。
挨拶は「ごきげんよう」、「お姉様」に「タイが曲がっていてよ」です!!!
マリア様がみてる(マリみて)を好きな方は響くのではないでしょうか。
エチュード
リーベでは、清らかな制服に身を包んだ女の子たちが時に百合百合なエチュードを交えながら働いています。このマンガの1つのメインテーマとなっている「ソトヅラと本音」がこのエチュードに深く関わっています。
百合百合エチュードシーンは見ているだけで眼福幸せなんですが、そのエチュードをただお客様にサービスとして見せている時もあれば、そこには本音が隠されていて演技というソトヅラを通して相手に投げかけているという場面もあります。
重厚的で複雑。
感情が台詞として伝えられることで、響きが生まれるのです。
丁寧な対話描写
演出だけに頼らない丁寧な葛藤、対話、関係構築の過程が描かれるところが、わたゆりで特に好きなところです。
問題を抱えたら、相手のことを考えて、どうしたらいいかか悩んで、行動して、ぶつかって、話し合ってを繰り返していくのが、このマンガめちゃくちゃ丁寧なんです。
最近アニメを見ていてスピード感や緊張感を重視するために演出描写を優先するあまり、対話描写が物足りなく感じる機会が増えたと感じます。
わたゆりはたっぷりキャラクターたちのぶつかりあいが見られるので、感情に寄り添えたり、心を動かされることが多かったです。
伏線回収
わたゆりは単発の話の積み重ねではなく、章単位で物語が動いていく作品なのですが、伏線回収が見ていて楽しいです。
普段小説も好きで読んでる方へもオススメしたい作品です。
原作は現時点で11巻まで発売されているのですが、これだけ長期連載、しかもシリアスメインの話を魅せ続けられる作品って本当にすごいんですよ。
あとがきに載っている制作過程のお話が毎回楽しみで、特に物語を創作したことがある方は面白いと思います。
光るギャグセン
わたゆりはシリアスメインなのですが、結構笑いながら読んでます。
本気のぶつかり合いのなかに、光るギャグセンが散りばめられています。
あまり暗いばかりの作品ではないので安心して楽しめます。
視点切り替え
同じ場面の視点切り替え描写が、わたゆりでは時折用いられるのも魅力の一つです。
最初の子の目線で見ていた時はきゃっきゃうふふが、次の子の目線になったらしんどくなっていたり・・・・・・しんどい目線の次に視点を変えたら、更にしんどいベクトルが変わって心が擦り切れそうになったり・・・・・・
エチュードと共通する魅力なのですが、この作品はとても重厚的。
何度も読み返したくなります。
キャラが愛しくなる画力
このマンガはキャラクターのタッチが非常に魅力的です。
わたゆりは本当にページめくっているだけで癒されるんですよね・・・・・・
かわいい。きゅん。キラキラ。綺麗。愛しい。全部詰まってます。
ちなみに私の推しは陽芽のまゆげです。アニメではどう動くのか楽しみですね・・・・・・!
おわりに
『私の百合はお仕事です!』に興味を持たれた方、ぜひ原作と2023春アニメを見てほしい!!
そして、あなたの心に何か響くものがあったのなら、Twitterやお手紙で感想を発信してほしい!!
作者や制作側に熱が伝わります!!
愛は必ず届くよ。