少女文学演劇『雨の塔』感想6

舞台
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2021/03/21 矢咲・小津ver(03/21) 三島・都岡ver (03/21)現地観劇
2021/03/21 矢咲・小津ver  (03/20) 見逃し配信観劇
2021/03/22 三島・都岡ver(03/21)矢咲・小津ver(03/21) 見逃し配信観劇
2021/03/23 矢咲・小津ver(03/19)三島・都岡ver(03/19) 見逃し配信観劇
2021/03/24 三島・都岡ver(03/20)矢咲・小津ver(03/20) 見逃し配信観劇
2021/03/25 矢咲・小津ver(03/21)三島・都岡ver(03/21) 見逃し配信観劇
2021/03/26 矢咲・小津ver(03/19)矢咲・小津ver(03/20) 見逃し配信観劇

To:まだ観劇していない方
ネタバレ含むので、まずは観劇をおすすめします。

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今日は初めて矢咲・小津verを連続で観てみる。

やっぱり小津のつらさを100%感じるためには
両var観ないとだめだなと改めて思う。

音響云々の問題が今回いろいろあるけど、
矢咲・小津ver(03/20)の矢咲の歌がすごいいい感じ・・・・・・

今日初めて気が付いたんだけど、
矢咲・小津verの2つのテーマソングで
最初と最後の三島と都岡の手のとり方が違う。
最初は、さくらと重なる三島、リルファンと呼ぶ都岡のイメージ。
最後のテーマソングでは三島と都岡が微笑みながら
矢咲と小津のもとに歩み寄って優しく手をとってくれる。
矢咲・小津varを後ろに観ているとしても心が充足されるように
なっているなと思う。

小津がテーマソングのところで椅子に座るときに
スカートの裾がふわあって広がるの綺麗。
小津の衣装好き・・・・・・

いっそ世界の全ての人が、の歌で、
空に伸ばす手の出し方がいい・・・・・・
台の上をとぶ仕草がかわいい・・・・・・
最後に空を見つめていて、また心がきゅううってなるんだけど。

みんなが桃のシャンプー使ってても、
私は小津の使うアロエのシャンプーが好きだよ。

小津が矢咲にピアノを「弾いてくれば?」と言う場面。
最初観ているときはスルーしてしまっていたけれど、
小津は結構精神にきているときでも優しい声色で誰かと話す子だけど、
あの時はどこか冷たく感じて、そういう声色の小津って作品のなかだと
あまりでてこない。
リルファンという名前は小津にとって
母に必要とされていたと同時に捨てられた象徴の名前なんだよね。

自分のことずっとリルファンって呼んでくるし、
モデルの話を矢咲には話すし、
本人のいないところでは都岡のことを
小津は快く思っていない場面もあったけれど、
それでも自分に憧れの眼差しで話しかけてきて、
自分を心配してくれている都岡に、
小津が話す声色って、いつも優しかったんだよね。

いつか、さくらに似ている三島を一番に思うかもしれないと
不安になっているのに、
「さくらも、あなたも……同じくらい、つらかったんだね」と言うことができる小津。
矢咲・小津ver(03/20)の奏音ちゃんのコメントも併せて聞くと、
奏音ちゃんがさくらのことも含めて5人の少女に寄り添ってくれたことが、
「さくらも、あなたも……同じくらい、つらかったんだね」に詰まっている気がする。

舞台『佐伯沙弥香について』のときも思ったんだけど、
私は、奏音ちゃんのこういう、登場人物への寄り添い方や愛し方が好き。

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